不動産お役立ちコラム

自殺があった物件と病死のあった物件

一年間で3万人以上といわれる自殺者の数。
自殺のあった物件もかなりの数だと思われます。 

私は健康な精神状態の人が自殺はできない
と思っていますので、私の中では自殺は全て
病死であると思っています。 

しかし、一般的には自殺があった物件は、もし
そのことを知っていれば買わなかった(借りなかった)
可能性が高いであろう事から、契約前の重要事項
説明にも記載することが求められていますし、 事実
気にされる方は多い。

(自殺の事実よりも、ご近所さんから悪意ある質問
攻めを受けることが価値を下げると言われています) 

その為、売買物件であれば割安な価格で売買され
賃貸物件であれば割安な賃料で賃貸されることが
一般的です。

対して病死は重要事項説明の義務も無いし、価値
の変動をもたらすこともありません。 
(孤独死で死後しばらくして発見された場合などは
告知すべきとされています)

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先日ふと読んだブログにこんな事が書いてありました。

「自殺は自分の意思で命を絶っているのだから未練の
 ない死で、土地や建物に念が残らない。」

「むしろやりたい事や、やらなければならない事が沢山
 あるのに、死を迎えなければならなかった病死の
 物件のほうが残念(念が残る)ではないか」 

「誰か一緒に住んでいれば死なずに済んだ場合や
毎日が楽しくて仕方ない時期に突然、死が訪れた
場合のほうがよほど気になる」と。

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買おうとしている物件、借りようとしている物件で過去に
お亡くなりになっている方がいないか?
新築物件だとして、以前の建物ではどうだったのか?
以前土地の時は何もなかったのか? 
お亡くなりになっている方がいたとして、大往生の自然死
だったのか、無念の病死だったのか?

全ての履歴を知ることは困難ですし、度を超えた詮索は
失礼でもあります。
やみくもに死を忌み嫌う態度は慎みたいものです。

私たちも100%世を去るのですから・・・ 

 

 

 

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