塚越です。

暖かく、過ごしやすい陽気になってきました。

先日、いつものように「無の境地」状態でボーっとジャグジーに浸かり、しょーもない話、いやいや有意義な情報交換の場でオバちゃん達と、いえいえお姉さま方とおしゃべりをしていたら、何やら視線を感じ、そちらの方に目をやるとジロジロ見ている人がいました…何かやっちゃったかなと思いつつ、目を合わせないように、でも気になるのでチラ見していたら、なんだか見覚えのある顔。でも誰？どこで会った？これだけジロジロ見られているということは、相手も私のことが思い出せないのでしょう。（プールに入るときはスッピンですしね。）その間１０分位、お互い腹の探り合いみたいな状態。もうそうなったら、周りの人の話なんて上の空。家に帰っても頭の中がモワモワして気持ち悪い。今度会ったら聞いてみよ～っと思いつつ、その後しばらく会えず１ヶ月後ようやく発見。恐る恐る「大変失礼ですが、以前どこかでお会いしてますよね？」と話しかけたらお相手の方は、既に思い出していただいていたようで、（しかも名前まで）27年ぶりに会う水泳仲間でした。近所のプールに行くと、こうした久々の再会はちょくちょくあることですが、27年ぶりは最長です。一気に青春時代が蘇りました。人生で3本の指に入るくらい楽しかった時代です。それにしても私は昨日の晩ご飯に何を食べたかすら思い出せないのに、27年前のたった１ヵ月半ほどしか過ごさなかった人の名前を覚えてるなんてすごい記憶力の持ち主です。そして、数日後、同一人物と自宅の近くでばったり再会。聞けば自宅の近くに住んでいるらしい。多分、これまでもすれ違っていたのかもしれません。

 話は変わって先日、会社の屋上から東京方面を眺めていたら、大きな木の枝の間にわずかに東京スカイツリーの空中回廊のあのくるくる回るように光るライトが見えました。浦和に移転して1年以上が経つのに、初めて気が付きました。葉っぱのない冬の時期にしか見え期間限定です。

これら日常の小さな出来事ですが、ユリウス・カエサルの言葉「人は見ようとするものしか見えない。」を実感しました。

人はこれまで無数に見過ごしてしまったものがたくさんあるのでしょうね。