空室対策はいかがでしょうか?
新築の競争力がある物件はともかく、建物が
古くなり、さしたる特徴も無いとすれば、大家
さんは何ができるでしょうか?
第五回目は「ご案内する営業マンを考える」です。
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どこにカギがあるの?
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言うまでもなく、空室を埋めるにはご案内が必須です。
不動産営業マンの立場から言わせていただくと、ご案内が
一番楽なのは「現地にキーボックス」があり、暗証番号で
解錠できる物件です。
同じような物件で、他の不動産会社にカギを借りに行く必要が
ある場合、しかも駐車違反の取り締まりが厳しそうな所の
ビルの9階に行かなければならないとか、都内に一時間かけ
てカギを借りに行くとか、数日前に申し込んで郵送してもらう
とか、そういうカギの取り扱い状況ですと、非常にご案内の
ハードルが高くなります。
借りたものは返さなければならないのですから尚更です。
借りにくいものは同時に返しにくい・・・
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実際的に考える。
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現地キーボックス設置については、暗証番号の漏洩リスクや
合鍵を作られてしまうリスクが無いわけではありません。
しかし、ご自分が不動産会社の営業マンで、同じような物件
AとBとがあり、借りるお客様はどちらでも決まるであろう場合に
A:カギを借りて返す作業に2時間以上
B:現地キーボックス対応
のどちらをご案内するか、考えてみてください。
両方ご案内する営業マンは実際的にはとても少ない・・・
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実際的な知恵を示しましょう
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多くの物件が「現地キーボックス」対応なのが現実です。
空室期間中に、内部を荒らされてしまうリスクが無いわけ
ではありませんが、空室が長引く原因がカギの保管場所だと
したらもったいない・・・
お客様が付いたら、大家さん負担でカギ交換をしてあげれば
入居後のリスクは無いのではないでしょうか?
空室が続くと思えば安いものです。
ご案内する営業マンにも配慮を忘れずに対策をし続けましょう!
お金をかけなくてもできる事は沢山あります!
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