空室対策はいかがでしょうか?
新築の競争力がある物件はともかく、建物が
古くなり、さしたる特徴も無いとすれば、大家
さんは何ができるでしょうか?
第三回目は住み心地を考えてみたいと思います。
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なぜ空室があるのだろう?
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そもそも、空室が無ければ空室対策は不要な訳で
なぜ、空室が発生し、空室であり続けるのか?
その理由は何なのかが分かると、対策も的を得た
ものになるに違いありません。
・管理会社が悪いのか
・募集する不動産屋さんが悪いのか
・家賃が高いのか
・物件に問題があるのか
・他の入居者に問題があるのか
一度じっくり検討なさるのはいかがでしょうか?
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まず、疑ってみることは?
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食べ物屋さんを開店したとして、お客様が思ったように
増えない時に、まず疑うのは何でしょうか?
お店のレイアウト。メニューの数。値段。でしょうか?
食べ物屋さんですからまずは「味」が美味しいかどうか
ではないでしょうか?
アパート・マンションでいえば「味」に相当するのは
「住み心地」です。
実際の住み心地が悪ければ、他の何を対策しても、状況
は変わらないと思われます。
気候の穏やかなこの時期に、オーナー自ら空室に宿泊し
てみるのはいかがでしょう?
・階段を上り下りする足音がとても気になる⇒防音マット施工
・他室の玄関ドアを閉める音で目が覚めた⇒ドアクローザーの調整か交換
・深夜に洗濯機をまわしている入居者がいる⇒注意
・部屋がとても臭い⇒消臭
・細部が汚い⇒徹底清掃
など、入居者目線で物件をじっくりご覧になることで、効果的な
空室対策を取れるかもしれません。
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小さなことでもできる事から始めましょう
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・住み心地を点検しましょう
・問題点を発見したら、新たな空室を生む前に解決を!
「家賃を安くしているから我慢してもらう」
それはオーナーの理論であって、入居者は家賃がいくら
かに関係なく快適に過ごしたいものです。
「入居者の我慢を前提にした物件」が成り立たない事は
「食事をする人の我慢を前提にした食べ物屋さん」が成り
立たないことで、お分かり頂けるのではないでしょうか。
入居者への敬意と配慮を忘れずに対策をし続けましょう!
お金をかけなくてもできる事は沢山あります!
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