塚越です。
本年もよろしくお願いします。が、しかしすでに1月も残すところあと1週間。「寒い」ことしか
印象に残ってません。
昨年25日から先週まで家に暖房器具が無く、年末年始はとてもつらい思いをしました。
さてさて、前回の旅行の続きです。いよいよ最終行程。
朝7時に迎えに来てもらい、まずホテル移動です。前日は空港近くのホテルに泊まり、
最終日は街の中心部にあるホテルに泊まります。
お迎えもベンツの新車。気分良かった~。
さすが中国はドライバーでもベンツが買えるのか~と感心してたら社長の車を借りてきたとのこと。
まだチェックインもしていないホテルで朝食をたらふくいただき、鍵をもらって荷物を部屋に置きに行ったら、
まったく掃除されていな~い。こういう大雑把なところは外国ならではです。
気を取り直して、成都市内観光でまず向かったのは成都パンダ繁殖研究基地。
普段はパンダにあまり興味はないのですが、子パンダを抱けるというので(もちろん有料)行ってみました。
パンダがわんさかいま~す。みんな2歳くらいです。
ご飯の時間ですが眠くて木から降りてこないので、むりやり飼育員が
引きずり降ろしてます。これもまたかわいい~。
九寨溝でバスを乗るときには我先にと喧嘩ごしで人のことを蹴落としてでもバスに乗り込もうとしていた
中国の方々もここではパンダの可愛さにとろけて、写真を撮るときには笑顔で場所を譲ってくれます。
やはりパンダを前にすると誰もが癒されますな~。
すでに皮膚は白黒。
ところで、パンダを抱くのには別料金がかかりますが、いくらかかると思います?
私は1万5千円くらいまでなら払ってもいいかな。と思ってました。中国まで来なければ一生パンダを
抱っこする機会は無いでしょうから。7年ほど前に来た友人の話では1万円くらいと聞いた記憶があります。
しかし、年々その金額は高くなり、今ではなんと約3万7千円。かわいげのない金額!
しかも抱いてる時間は写真を撮るだけの1分くらいだそうです。ガラガラ~っと音をたててパンダの
かわいいしぐさが、かわいく見えなくなってきました。
私よりよっぽど稼ぎがいいではないかっっ!!!今度、生まれ変わるとしたらパンダにしよう。
パンダが可愛く見えなくなってきたので、パンダ基地を後にし、次は杜甫草堂へ向かいます。
杜甫さんと言えば「国破れて山河あり 城春にして草木深し・・・」です。
杜甫さんは戦乱に追われ逃げ延び、ここ浣花渓畔に草葺の家を作り、約4年間過ごしました。
ここ、浣花渓で240首あまりの詩を作ったそうです。
うっすら記憶にあったのはこの詩。「ぼうおくのあきかぜのやぶるところとなるのうた」
学生の頃、すごい題だなと思ったものです。ここ浣花渓で詠まれていたのですね~。
そして、そのお隣には三国志で知られる諸葛孔明を祭った武候祠にも行きました。
三国志好きはもちろん、以前に吉川英治の三国志を読んだけど、もうすっかり内容を
忘れちゃったな~という方も(私のことです)、見学しているとどんどん内容を思い出し、楽しくなってきます。
寄り道して昔の街を再現した「錦理」にも行ってみました。
この日、最後の観光は成都名物「変面ショー」。
一瞬でお面が次々と変わるやつ。近くで見れば仕掛けがわかるだろうと、特等席を予約しました。
が、人気のある劇場で一番前の席が取れず、案内されたのは前から9列目。メガネをかけてもよく
見えません。先に払った入場料の他にさらに100元渡して(え~、え~、そうです、袖の下です。バスに
無理やり乗り込もうとする人達をみて、「あ~ぁ、自分さえよければいいのかぁ。」と思いましたが、
人のこと言えません。スミマセン。)
一番前の中国人4人家族のテーブル席に無理やり割り込みました。
いろいろ余興をやった後でいよいよ変面。
近くで何回見てもやっぱり仕掛けはわかりませんでした。
特等席には特典がついていて、肩もみ10分、耳かき、京劇風メーク、コスプレのどれか一つを選べます。
京劇風メークに非常に興味があったのですが、メークを落とすのが大変そうなのでコスプレに
してみました。
次の日は帰国ですがあまりにも町並みがきれいなので朝のお散歩に出かけました。
あいにくのお天気でしたが、こんな所に住んでれば杜甫さんのように詩歌の一つでも
作ってみたくなります。
ではまた、機会があれば旅行のお話をします。
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