賃貸管理の あきば です。。。
頷きながら昨日読み終えた本のご紹介です。
大倉幸宏さん著 ”「昔はよかった」と言うけれど 戦前のマナー・モラルから考える”
いつの時代にも「昔はよかった」とか、「近頃の若いもんは…」などという輩がおりますが、
常々疑問を抱いておりました。
昔の事件記事や1941年に文部省が発表した、『国民礼法要項』などを引き合いに出しながら
結果(現在)には、必ず原因(過去)があることを裏付けていきます。
急にモラルの低下が起こっているのではなく、むか~しからの日本人の気質が受け継がれているだけなのです。
学校でどれだけ「道徳」を学んでも、実生活には活かされずに今日に至っています。
迷惑行為は「若いもん」だけでは決してありません。年長者なら必ずしもお手本になるかというと全く違います。
恥ずかしながら、「礼法要項」の存在をこの本を通じて初めて知ったわけですが、まぁ細々と生活についての
注意点が書かれていること!(けっこう笑えます)
現在に必要な事柄も沢山書かれています。裏を返せば、出来ていないからこのような要項が発表されたのです。
文部省が改善を促しても、直っていないことだらけであることがわかります。
当時日本で暮らしていた外国人が、「日本人について」を帰国後に書いたコラムや本も掲載されています。
字も大きく、誰でも楽しく読める内容だと思います。
お休み中に何か読もうと思っている方、おすすめです。
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