浦和の不動産屋の仕事

空き家は全国で820万戸、2033年には2150万戸に達する

こんにちは。細淵です。

空家の増加がすごいようで、本日の題名のような
数字が予測されています。

空家ビジネスの可能性が広がります。と言われて
いますが本当にそうでしょうか?
私はあまりそう思わないのです。

なぜかというと結論は日本人の人件費が高いから。
車を例に挙げますと、10万キロを走った
クルマがギヤオイル漏れでゴムパッキンを取り換える
必要があるとします。

部品代は900円です。交換工賃は80,000円です。
こういう事が普通に起きます。900円の部品を換える
のに80,000円の工賃って・・・エンジンを一度外さない
といけないそうで実際に私が経験した話です。 

このクルマは10万キロを走破しているわけですから
これから先も同じような故障が出た場合に、部品代
はもちろんですが、工賃でいくらかかるかわからない
不安がずっとつきまといます。買い替えた方が安いのでは?
(注:私は買い替えずに乗っています。現在13万5千キロ) 

そして下取りに出して新しい車を買うと、このクルマは
人件費の安い海外に輸出されて、安い工賃でメンテ
ナンスを受けて40万キロとか普通に走ってしまうわけですね。 

人件費が安い国なら修理する経済的合理性がある。

月5万円の家賃を得るために500万円かけてリフォーム
したら、単純計算で回収に100ヵ月。実際は火災保険や
固定資産税、不動産屋に管理を頼めば管理費もかかる。
しかも滞納や賃借人の起こすトラブル、空き部屋のリスク
もあるとなれば、誰がそんな事をするのでしょう? 

立地の良い所はともかく、郊外に行けば「家賃は5千円とか
1万円で、その代り全部自分で修理して住んでね。」という
契約は増えるかな?修理の人件費がタダになるから・・・ 
とてもビジネスとは呼べません。 

オーナーが自分でリフォームする場合も人件費はタダと
言えばタダかもしれません。これは成り立つかな?

いずれにせよ、経済的に考えると修理に合理性のない
物件が大半であり、 輸出もできない訳ですから、売却
できる物件は売却が妥当でしょうし、売却が困難な物件
でも維持するだけで負債ですから破格の安値でDIYの
スキルをもった人に売却か賃貸という流れだと思います。

DIYブームは来ると思いますね。(もう来てる?)
50万円で家を買って直して住む時代が来ますよ。
足るを知れば、それで生活できますから・・・ 

毎月30万円でもギリギリの生活の人たちがいる一方で
毎月10万円でも貯金しながら暮らせる人たちがドンドン出てきます。

住宅ローンって何?お金もったいないじゃん。
たくさん働かないといけなくなるじゃん。 
必要なだけ働いて、ゆったりと暮らす。
そんな流れが加速していくような気がしてなりません。

それじゃぁ仕事がなくなるんですけど・・・

 

 

 

 

 

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