不動産お役立ちコラム

建物は何年もつか

私たちがお客様から受ける質問で、かなり多い
のがこの「建物は何年もつか」ということです。

木造住宅の減価償却による法定耐用年数は22年です。

実際の平均寿命は54年というデータ(2005年)
があります。

鉄筋コンクリート造の共同住宅の法定耐用年数は47年。

実際の平均寿命は45年。(同2005年)

早稲田大学の小松教授の見解では、構造材が何かより
どうメンテナンスされていくかが重要で、そもそも
壊すしかないような、建物を作らないことが重要と
しています。(大きさが重要なファクターである)

小さい建物が多い(多かった)日本は、生活様式の
変化(家具・家電をたくさん置くようになった)で、
建物を壊さなければ新しい生活に対応できない場合が
多かったことも日本の住宅の短命要因であると。

平成8年建設白書
滅失建物の平均寿命
日本26年 米国44年 英国75年

建物サイクル年数
日本30年 米国103年 英国141年

この違いは、気候や構造ではないですね。

私の実家は築45年ですが、手入れを継続すれば
恐らく今から50年後も使えるでしょう。

しかし・・・

駐車場がない・キッチンが居間と離れている
トイレが一か所しかない等々

建て替える理由も満載です。

私か、誰か身内が決断した時、私の実家の寿命は終わります。
寿命を決めるのは「人」ですね。
定期的にメンテナンスをするかどうかの決断も含めて・・・

そういえば先日テレビで中古車の番組を見ました。

日本で10万キロ走った車が、輸出されてそこから
さらに20万キロ、30万キロ走るのだと・・・

家も車も大切に長生きさせられると色々コストも
押さえることができます。

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