今回は不動産屋さんでもあまり知らない豆知識です。
昔、土地の測量は縄を使ってやっていました。
(今は機械で測ります。)
昔の測量で300㎡の登記の土地が今測ると
310㎡だった場合、縄が実際よりのびていた
のだろうということで「縄伸び」
逆に実測が290㎡だった場合は、縄が縮んでいたの
だろうということで、「縄縮み」と呼びます。
実際どちらのケースもあるのですが、圧倒的に
「縄伸び」が多いのです。
(実測面積より登記面積が小さい)
なぜか分かりますか?
勘の良い方はお分かりでしょう。
固定資産税は面積が小さいほど安いからなのです。
実際より大きく登記して見栄を張る人もゼロ
ではないでしょうが、経済的痛みが・・・
縄の伸び縮みがゼロとは言いませんが、ゴムじゃ
あるまいし、そんなに伸び縮みするはずありません。
そうです、伸びていたのは測る人の腕なんですね~
腕を伸ばせば、その分縄の長さは短くなり、結果、
面積も実際より小さくなります。
測量士が不正をしないとすると、縄の片方を持っている
土地の所有者が、ついついやってしまったのか?
聞いた話ですが、実際の国土面積よりも登記面積は
22%も少ないのだとか・・・
そして財務省がそれに目をつけ、正しい面積に課税
する仕組みを推進して行くって話です。
勉強になりました?
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